ブラック病院の見極め方と確認すべきポイント一覧

医療・健康

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医療の現場はよくドラマの題材にされるので、それを観て「病院で働いてみたい!」と感じる方は沢山いるのではないでしょうか?

では、実際の病院ではどうでしょう。

ここでは、病院勤務歴9年目の私が、看護助手の目線から、「ブラック病院の特徴や見極め方」、「採用前のポイント」などを解説していきます!

悩める人
悩める人

看護助手として病院で働いてみたいけど、病院ってブラックって聞くし、実際はどうなんだろう?

もし、ブラック病院に就職してしまったら、どうすればいい?

この記事を読んでわかる事
  • ブラック病院の特徴
  • ブラック病院の見分け方
  • ブラック病院に就職してしまった場合の対処法
  • ホワイト病院も存在する(転職エージェントの求人がおすすめ!)
ぴた
ぴた

こんにちは、ぴた(@pita_life)です!現在整形外科病棟の看護助手(ケアワーカー)として、働いています。今回は私が思うブラック病院と、見極め方について紹介したいと思います。

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ブラックな病院が存在するわけ

もちろんホワイト病院もありますが、そもそも「ブラック」と言われる病院がなくならないのはなぜなのでしょうか。

ブラックと言っても様々なブラック要因があると思います。

労働条件だったり、人間関係だったり、給料面や福利厚生など、、。

その「ブラック」と言われる職場で働き続ける人達がいるからこそ、無くならないのです。

なぜブラック病院で働き続けるのか。理由を考えてみました。

  • 転職すると、人間関係や仕事など、一から築き上げなければいけないため、面倒
  • 転職を失敗したくない(今の職場よりもっとブラックになることを恐れている)
  • お金がないため、人間関係を我慢し、福利厚生の良い今の職場から離れられない

など、人によっていろいろとあると思います。

こういった理由でブラック病院が今現在も無くなりません。

ブラック化しやすい要因、特徴とは?

次に職場がブラック化しやすい要因や特徴について考えてみます。

圧倒的な人員不足

医療業界や介護業界は慢性的な人手不足ですが、それを改善する気が無い病院はブラック化しやすいです。

人を雇う事をケチって、今いる職員だけで何とか経営していると、必然的に仕事が常に忙しくなり定時で上がれなくなってきます。

そこで残業代をつけてくれればいいんですが、仕事が終わらず、サービス残業をせざるを得なくなります。

そうなってくると、疲れも溜まり体調不良になりがちです。

そこで仕事を休めればいいですが、人手不足の場合、代われる職員がいない事も多い(特に夜勤)ので体調不良のまま仕事をしなければいけなくなります。

仕事に対するやる気も無くなり、悪循環に繋がります。

ブラック病院を避ける求人ポイント5選

ブラック病院に就職しないために避けるべき求人内容のポイントをお伝えします。

  • 常に求人を出している(ハローワークは無料で求人を出せるため注意)
  • 看護助手の採用人数が多い
  • 極端に給料が高い
  • 条件の良すぎる求人
  • 面接時に即日内定、勤務開始日まで決められる

常に求人を出している

求人を探していて、「年中求人募集をしている」所は、いつも人員不足という事なので、その病院は離職率が高いということです。

看護助手の採用人数が多い

病院の看護助手は基本的に看護師より少ないです。(数人から、時間帯によっては看護助手がいない時間もあります。それに比べ看護師はその何倍もいます。)

それは、看護助手は医療行為は出来ないので、看護師の方が人数が多いのは当たり前なんですが、看護助手の採用人数が多いということは、現場ではそれだけ働いている看護師が少なく、手が回らないという事。

その為、看護助手が出来る限りの仕事を全てやらなければならず、結果、定時に上がれなくなる可能性があります。

極端に給料が高い

これは、給料を良くしておかないと、人が集まらないという理由もあるかもしれませんが。

看護助手の給料がいい場合は、夜勤が含まれていることが多いです。

例)135,000~250,000円と高収入!(夜勤5回を含む)

などと記載されていると、夜勤をやらなければ基本給はかなり低くなります。

実務経験があって転職する場合は、経験年数を考慮して基本給を決めるところもありますが、そうじゃないところもあるので要注意!

条件の良すぎる求人

もちろん働くうえで条件が良いことに越したことはないんですが、周りの病院や近隣施設の求人と大幅に待遇が違ったり、条件が良い求人も注意した方が良いです。

それだけ条件を良くしなければならない理由があるからです。

(例えば、かなりの人手不足か、いじめを繰り返すお局職員がいるため、新人が育たず辞めているか、元職員の口コミや患者からの口コミで評判が悪い、など。)

面接時に即日内定、勤務開始日まで決められる

求人に応募し面接をした際、即日内定をするところは今すぐにでも働いてもらいたいから、それだけ人手不足の可能性があります。

今のところはブラックか見極めるポイント7選

自分が今働いている職場がブラックかどうかのポイントはこちら。

  • 残業代出ない、サービス残業多い
  • タイムカードを切らせてからの労働
  • 有給が取得しずらい(代わりのスタッフを見つけないと休めない)
  • スタッフの入れ替わりが激しい
  • 職員の年代が2層化している
  • 面接時とその後の勤務条件が違っていた
  • 職員、職場が不潔、汚い

残業代出ない、サービス残業多い

看護師が情報収集や点滴の準備などをするのに始業前から働くのは医療関係者ならイメージが付きやすいかと思いますが、実は看護助手も始業前に情報収集したりします。

看護助手は患者に関わる事が多いので、今日の入退院や部屋の移動、誰が何時に手術をするか、など始業前に確認することが多いです。

情報収集も立派な業務だと思うんですけどね!

タイムカードを切らせてからの労働

上司からの承認が無いと残業代を出してくれない病院は多いようです。

上司はなるべく残業を出したくないので「業務終了後も働くなら、タイムカードを退勤にしてきてからにして」なんて言われたら、即転職しましょう。

有給が取得しずらい(代わりのスタッフを見つけないと休めない)

2019年4月1から、10日以上の有給休暇が付与されるすべての労働者に対し、毎年5日間、有給休暇を取得させることが義務付けられました。

有給は労働者の権利ですが、医療現場では人手不足もあり、中々希望の日数や連休が取れないことが多いです。

夜勤をやっているところはもっと人手が足りなくなり、休みづらくなりやすいです。

だからと言って、有給を取得させなかったり、連休禁止をする事は違反になります。

スタッフの入れ替わりが激しい

新卒や新人がすぐ辞めるところは要注意。先輩たちが忙しいがためにきちんと教えられなかったり、イライラをぶつけられたり。お局の新人いじめなどもある場合も。

教育体制が整っていない現場は、新しい人が育つ前に辞めていってしまいます。

職員の年代が2層化している

職員の年代が2層化、つまり、20代前半と、4、50代しかいない職場は、新人か、ベテランしかいないということです。

中堅世代が育たないということは離職率も高く、新人も中堅になるまで育たず、辞めていってる状況です。

面接時とその後の勤務条件が違っていた

実際に働いてみたら、面接時の勤務条件と違っていた場合。

様々あると思います。例えば、

  • 残業が無いと言っていたのに、サービス残業ばかり。
  • 有給は取れると言われたのに、上司次第または、なかなかとりづらい
  • 時間外に勉強会を入れられ、手当がつかない。など。

このような職場はブラックな可能性が高いので、要注意。

職員、職場が不潔、汚い

職場や職員の制服、身だしなみが整っていない病院は、管理体制が悪い可能性が高いです。

そのような病院は患者に対しても態度が悪かったり評判が良くないです。

ブラック病院に就職してしまったら

もし、ブラック病院に就職してしまったら、どうすればいいでしょうか。

ブラック病院に勤めている事は心も体も疲弊するので良い事は何もないです。

なるべく早く移動、もしくは転職をおすすめします。

求人の中には、ホワイト病院も存在します。

中々退職させてくれない場合は、退職代行サービスもあります。

おすすめの転職エージェント

ケアジョブ


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非公開求人も多いので、登録しておくといいです。

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退職を言いづらい。退職代行という手もある!

上司に退職を言い出しづらい場合は、退職代行という手もある事を覚えておくと、気持ちが楽になります。

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  • 明日から出社せずに退社が可能
  • 料金が一律で追加料金無し
  • 会社や上司へ連絡不要
  • 確実に退職が可能

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【まとめ】ブラック病院に就職しないために

最後に、ブラック病院に就職しないためにはそうすれば良いか、お伝えしたいと思います。

病院の評判や、口コミを調べる

応募したい求人を見つけた際、まずはその病院の評判や口コミを調べましょう。

評判や口コミは、働いている職員からのもの(内部)と、その病院で診察や手術、入院などをしたことがある患者やその家族からのもの(外部)があります。

内部事情と外部事情がリアルに知ることが出来るので、とても参考になります。

病院見学に行く

出来れば、面接を受ける前に病院見学は必ずした方が良いです。

病院の雰囲気や職員の清潔、身だしなみが分かるほかに、設備は古くないか、患者に対する態度はどうかなど、内部事情をよく知れるいい機会です。

当たり前ですが求人やホームページは基本的に良いことやポジティブな事しか書いていません。

わざわざ自分の職場の悪いことを書いたり載せたりする職場はないので、実際に病院に行って自分の目で確かめることがブラック病院に就職しないために大事です。

働いていた職員から話を聞けたら聞いてみる

その病院で働いていたことがある人がいれば、話を聞けたら聞いてみるのも一つの手です。

ネットや口コミでダイレクトに人間関係を暴露する人は少ないですが、直接その人からの話で、「あの階には新人いじめのお局がいる」などと教えてくれるかもしれません。

これらの事に気をつけて、皆さんも楽しい医療従事者ライフを過ごしてくださいっ!

ここまで読んで頂き、有難うございました!

プロフィール
ぴた

1992年生まれ。新潟県出身。
現在は病院の整形外科病棟で看護助手をしている2児ママです(現在育休中)!

人生一度きりなので色んな事をしてみた結果、フィリピン語学留学中、車に乗せられ、知らない所で降ろされるというびっくりな体験をしました(笑)

現在私のブログは看護助手についての記事が多いですが、これまでしてきた体験談についても発信していきたいと思っています!

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