こんにちは!ぴたです!
9年病院で看護助手として働いて、今は2児の母です!
今回は、妊娠中に注意したい感染症の一つ「トキソプラズマ」について紹介したいと思います!
妊娠中にかかってしまうと赤ちゃんに影響が出ることもある感染症の中に「トキソプラズマ感染症」があります。
この感染症については抗体を持っていない方も多いので、初期検査の結果で「抗体を持っていない」と言われた方は感染予防が必要になります。
この「トキソプラズマ感染症」とはどういったものなのか、妊娠中にはどのようなことに気を付けていけばいいのか、紹介していきます!
・トキソプラズマ感染についてわかる
・トキソプラズマの感染予防についてわかる
猫を飼っている人は注意⁉トキソプラズマ感染とは?
「トキソプラズマ」はヒトの細胞より小さな原虫です。(む、虫…)
トキソプラズマ感染といえば猫が有名なんですが、「哺乳類と鳥類」には大抵感染します。
こんな風に言われると、ちょっとびっくりしてしまうかもしれませんが、
ほとんどの場合は感染しても症状はないので安心してください。
1割くらいの人で、風邪のような症状が出たり、リンパ節が腫れたりすることがありますが、それも気づかないことがほとんどです。
ここで、注意してほしいのが、妊婦さんです!
妊娠中のトキソプラズマ感染
妊婦が初めて感染した場合、胎盤を通して胎児に感染し悪影響を与える可能性があります。
妊娠初期に感染した場合は、流産や胎児死亡などの原因になることがあり、水頭症・脳室拡大・脳内石灰化・網膜脈絡膜炎などの脳や目の病気になることがあります。
ヒトへの感染は、加熱不十分なお肉などからや、猫の糞からの経口感染でおこります。
あまりないですが、稀にトキソプラズマに感染した人からの臓器移植で感染することのあります。
基本的には「人が口や目からトキソプラズマを体にいれる」ことで感染するので、空気感染やトキソプラズマ症の動物や人に触っただけでは感染しません。
妊娠中のトキソプラズマ感染の予防はどうしたらいい?
では、トキソプラズマにかからないためには、どのような予防を行っていけばいいのか、具体的に紹介していきます!
こまめに手洗いをする
手洗いは必須ですね。
手を洗うときは石鹸と流水で15~20秒間かけて洗いましょう。
特に猫に触った後や、猫の糞を処理した後、砂場遊びやガーデニングなどの土いじりをした後には必ずしっかりと手を洗いましょう!
お肉は十分加熱するか冷凍保存をした後に調理する
お肉を食べる際、中が70℃以上になるまで加熱することが必要です。
電子レンジで調理したい!って方もいると思いますが、電子レンジだけの調理方法だと中まで十分に火が通らない可能性もあるので避けた方が無難です。
また、冷凍の場合は⁻20℃まで凍結しなければならないので、冷凍保存したからといって絶対に安全ではないので、気をつけましょう。
トキソプラズマが付いたままの包丁で野菜などを切って生のまま食べると感染してしまいます。
なので、包丁やまな板などの調理器具は生肉用と野菜用に分けたり、こまめに洗って清潔を保つようにしましょう。
妊娠中に新たに猫を飼い始めない
元々猫を飼っているなら、その猫の感染状況が分かりますが、
新たに猫を飼うとその猫の感染状態が分からないためリスクがあるので避けた方がいいです。
すでに猫を飼っている人はこんなことに気をつける‼
すでに猫を飼っている方は、こんなことに気をつけてください。
・猫用トイレの掃除は他の人にやってもらう
・そうしても自分でしなければならない人は、使いすての手袋やマスク・眼鏡をつける。終わったら必ずしっかりと手洗いをする。
・飼っている猫自体の感染予防のために、餌として生肉を上げることはやめましょう。
・猫が感染するのは主に屋外なので、外飼いしないようにしましょう。
まとめ
妊娠中は、色々なことに気をつけなければならいので、本当に大変ですよね。
元々猫を飼っている方はなおさら大変だと思いますが、自分の体と可愛い赤ちゃんへのリスクを避けるためには、家族も協力してもらい、安心して妊婦生活を送れるようにしましょう!
妊娠中にトキソプラズマ感染に気をつけること
・こまめに手洗いをする
・お肉は十分加熱するか冷凍保存をした後に調理する
・妊娠中に新たに猫を飼い始めない
でした‼
今回は、妊娠中に気をつけたい「トキソプラズマ感染症」についての紹介でした!
参考になったら嬉しいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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