嫌われ者だった「ガリガリ君」の逆転マーケティング!

マーケティング事例集
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こんにちは、ぴたです!

みなさん、アイスは好きですか?私は大好きです!

みんな知っているであろう「ガリガリ君」。

実は、嫌われ者から大逆転したアイスだったって、知っていましたか?

今回は、そんな昔からある「ガリガリ君」がマーケティングを使い、

どのようにして復活したのかを紹介します!

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ガリガリ君とは

ガリガリ君は、1981年に赤城乳業から発売された評価の代表格です。

様々なフレーバーがあり、特にソーダ味が定番ですよね。

しかし、ガリガリ君は2004年に『嫌いな企業・商品キャラクター』にランクインしていました。

しかし、売り上げは急成長し、現在では年間4億本も売り上げています。

その理由は、ユニークなマーケティング戦略にあります。

ガリガリ君のマーケティング戦略

1.役職関係なく、熱意のある人に任せるという文化

ガリガリ君の販売元である、赤城乳業が大切にしていることの一つが、”くだらなさ”です。

くだらないって言葉ってどういう印象を持ちますか?

「面白い」とか「いじりやすい」とかそんな印象があると思います。

そんな”くだらない”が消費者は好きです。

消費者はガリガリ君が行う”くだらない”姿勢に興味・関心を持っています。

そのため、商品開発にはかなり力を入れているそう。

味で話題になったのが「コーンポタージュ味」ですよね。

この提案をしたのは、若手の社員でした。

じつはこれ、あの「うまい棒」から人とを得たそう。

うまい棒はめんたい味やチーズ味などさまざまなフレーバーがあり、

子供たちに絶大な人気を誇っていたので、「これを上手く使いえないか?」

という考えから、コーンポタージュ味は生まれました。

しかしはじめは、役員に反対されていました。

というのも、

ユニークなだけに、売れるか売れないか全く読めないから。

それでも若手社員の熱量が役員に伝わり、

「コーンポタージュ味」の発売が決定。

結果、

ユニークさがSNS上で話題を呼び、

広告宣伝費に換算すると5億円以上もの効果を生み出しました。

役職や経験にこだわらず、

「より熱意のある社員から」アイディアを募るようにしているのが赤城乳業なんですね。

2.低予算マーケティング

赤城乳業では、お金をかけずにマーケティング戦略を実施しています。

その一例が「ガリガリ君レインボー売り場」キャンペーンです。

これは、ソーダ、グレープフルーツ、リンごなど7種類のアイスを虹のようにアイス売り場に並べました。

その結果、

それを見た親子が「どの味を買うか」といった会話をして、

複数のガリガリ君を買ってもらうことに成功しました。

実際にこの方法で、5日間に4,000本ものガリガリ君が売れた店舗もあり、

これを全国展開することで低予算でのマーケティングが成功しました。

3.消費者が驚く、意外過ぎる味「コーンポタージュ」

SNSでの拡散を狙ったプロモーションを展開し、

視覚的なインパクトと話題性を両立させました。

ガリガリ君の成功は、

従来の固定的なマーケティングにとらわれず、

話題性と意外性を重視した戦略にあります。

商品そのものの魅力に加え、消費者の興味を引き続けるプロモーションが功を奏した結果、

今では年間4億本を販売するようになりました。

まとめ

最後に「ガリガリ君」のマーケティングの特徴をまとめてみます。

1.話題発信の「多量性」

ガリガリ君というキャラクターを軸にして、夏場を中心に大量の小ネタを展開しています。

2.話題作りの「多面性」

「ガリガリ君」というキャラクターをアイコンとして、プロモーション・プレイス・プライス・プロダクトというマーケティングの4Pすべての領域で話題を作り出しています。

プロモーション領域では、小さな小ネタを広報や広告で展開。

プレイス領域では、アイス売り場や各種イベント、コミュニティサイトで展開しています。

プライス領域でいえば、「ガリガリ君」の価格を60円から70円へと値上げ。

その際、経営陣総出で謝罪するというTVCMが話題になり、ニューヨークタイムズにも掲載されました。

プロダクト領域では、「コンポタ」のようなユニークなフレーバーを展開して話題を作り上げています。

3.話題作りと発信の「継続性」

2004年以降、ガリガリ君は、話題作りと発信を絶え間なく続けています。

(↑単純接触効果を上手く活用していますね。)

多量で多面的な話題を継続して発信し続けることによって、

ガリガリ君が絶えず生活者の目に触れ、消費者の期待へと変わり、発信される話題への反応を良くしています。

また、話題性が売上本数に直結するのは、赤城乳業が氷菓カテゴリーの代表企業であり、

全国に幅広い配荷網を持っているからです。

要は、コンビニに行けばガリガリ君が売っているので、

話題の商品を手に取りやすく、すぐに体験できる環境にあるからです。

昔から身近にある「ガリガリ君」が

嫌われていたことも知らなかったですが、

調べてみると、

さまざまなマーケティング戦略を行い

今では年間4億本を売り上げていることが分かりました。

これって、

自分たちにも使えるんじゃないかなって思います。

例えば、発信の継続なんかはまさにそうですよね。

継続していけば、どんどんコンテンツが溜まり、自分の資産が増えます。

ガリガリ君は、量が質を超える良い例なんじゃないかなと思います。

これからもこういった面白くて、役に立つマーケティング事例をどんどん発信していきますので、

楽しみにしていてください!

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

プロフィール
ぴた

1992年生まれ。新潟県出身。

人生一度きりなので色んな事をしてみた結果、フィリピン語学留学中、車に乗せられ、知らない所で降ろされるというびっくりな体験をしました(笑)

現在私のブログは看護助手についての記事が多いですが、これまでしてきた体験談についても発信していきたいと思っています!

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